役員報酬について考えよう
役員報酬について考えよう
会社を設立して暫くのころ、税理士の卵先生(私の場合顧問料が安かったので担当は合格科目未達の卵先生)から「役員報酬は幾らにしときますか?」「まあ、終わってみなければわからないので、少なくして儲かったら役員賞与でもらうことにしようか。」「しかし、役員賞与は課税後、利益処分ですよ」・・・・あ~、そういえば昔株主総会利益処分で役員賞与って出てた記憶が・・・「創業1期目で幾ら儲かるかわからないのに、何故?始めに決めなければならないの?期の途中で情勢をみて上げることは?」「利益操作に繋がるからダメです。法人税法上、役員給与は定期同額にしなければならないので、利益処分役員賞与は損金不算入す。」(教科書どおり・・・次回は合格間違いなしや・・・)ということは・・・馬鹿な私は・・・役員報酬よりも接待交際費のほうが多い黒字決算で創業1期は終わりました(当時まであった中小企業の交際費600万を意識し何故か同額程度の打ち合わせ食事代も)・・メデタシ・・メデタシ?
2期目に入り予想通り晴れて国税局長から合格書を拝借した担当先生から「役員賞与を事前確定届出給与の届出を税務署に行うことで損金として算入することが出来ます・・」(なんで、早く言わないの・・・でもさすが正真正銘の税理士先生)「それでいこう」1期目で調子に乗った私は役員報酬も上乗せし500万円の事前申請・・・しかし、創業のご祝儀も長く続かず・・・結局事前申請どころか期の途中で役員報酬も減額、最終的にはゼロ(銀座のクラブ活動で使った金返せ・・・涙・・・嫁からは怒られる・・)
払った税金は赤字になれば帰ってくる、交際費は「血となり肉となる」じゃなくて「大便となり小便となる・・・小生」