社宅で節税

借り上げ社宅にすると、所得税と社会保険料の節約ができるってご存知ですか?
まず具体例でみてみましょう。
 
 
【前提】
報酬は550,000円、家賃160,000円のマンションに暮らしている社長Oさん
(税金、社会保険料は報酬の15%と仮定します。)
 
 
【ケース1】社宅にしない場合
→ 報酬550,000円から税金と社会保険料82,500円(550,000円×15%)と家賃160,000円を差し引いた307,500円が社長Oさんの手元に残ります。
 
 
【ケース2】社宅にする場合
→ 住宅を会社契約(家賃は同額とします)にし、借り上げたその物件を月額90,000円で貸し出し、会社はその負担した70,000円(160,000円-90,000円)については報酬から減額するとします。この場合の報酬は480,000円となります。そして社長Oさんの手元に残る額は、480,000円から税金と社会保険料72,000円(480,000円×15%)と家賃90,000円を差し引いた318,000円が社長Oさんの手元に残ります。

比較すると、社宅にした方が毎月10,500円、年間126,000円多く貰うことができます。
また報酬を減らしているので、税金だけでなく社会保険料も減らすことができます。
会社の社会保険に加入しているのであれば、会社負担も同時に減らすことができるようになります!
報酬を決めるうえでの一つの材料として検討してみてください。
ただし、本人から徴収する金額が低いと会社負担分が給与として課税されてしまいます。また、従業員か役員かで税法の取扱いが異なってきます。
 
詳細は以下のURLとなりますので、参考にするとよいでしょう(国税庁)
使用人の場合:http://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2597.htm
役員の場合:http://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2600.htm
 
~ 社宅で節税 その2に続きます ~